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Purpose

当専攻の目的、めざすもの

「産業技術専攻」が設立された目的は、激変する近年の経済状況下において、日本の国際競争力を高めるために、新たなイノベーションを起こせる人材を育成するためです。良いものを作れば売れる時代は終焉し、新たなイノベーションを生むためには、生命、化学、機械、情報工学の各産業分野において技術に精通するだけでなく、経営知識を身につけ、戦略的にマーケティングをすることが重要です。

例えば、Aという技術を開発する際に、そもそもその技術が消費者や社会のどのような課題を解決するものなのか、その技術を使うことでどれだけの価値向上につながるのか、そしてどのようなコミュニケーション戦略をどのメディアを用いて伝えていくのかなど、考えるべきことは多岐にわたり、それらによってその技術に付される価値が大幅に変わります。

弊学の「産業技術専攻」の最も大きな特徴は、経営が学べる専門職大学院でありながら、工学系大学院の教育研究環境を活用し、技術力も高めることができる点です。技術経営や産業技術イノベーションに関する充実した講義を履修して、技術経営の基盤を学ぶことができます。

また、工学系産業技術分野のリーダーである教員のもとで行う世界最先端の工学研究や、実際のビジネスの第一線にて現役で活躍している実務家教員のもとで行う実践的なビジネス戦略の立案や研究開発案の策定を通して、研究開発力と経営の両スキルを相乗的に磨くことができます。

 

このように産業技術専攻は、急速に変容する社会の中、潮流を読み取り、競争力のある「経営のわかる技術者・研究者」、「技術のわかる経営者」を育成することを目指しています。

工学府産業技術専攻

専攻長 寺田昭彦

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