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Policies

- 3つのポリシー -

産業技術専攻(専門職学位課程)のディプロマ・ポリシー

 本学工学府では「世界を変える新しい知を創生すること」をミッションと定めている。世界を変える新しい知の創生のためには、「アイデンティティー(自主性・独立性 および 専門性)」と「ダイバーシティー(多様性・協働性 および 学際性)」を身に付け、複雑多様化した現代社会の持続的な発展と問題解決に自ら挑戦し続けることが重要である。


 そこで、専門職学位課程の修了に当たっては、所定の年限在学し、研究指導を受け、所定の単位数を修得し、かつ、修了審査および最終試験に合格するとともに、全学で定めた9つの項目を整理統合した以下の点を達成していることを基準として技術経営修士(専門職)の学位を与える。

(A)技術経営修士の学位を有するものとして相応しい産業技術開発に関する基礎知識と倫理観を備えること。
(B)各産業分野の専門性に精通した上での技術経営ができる知識を身につけること。
(C)産業技術開発において競争力のある技術イノベーションを推進する能力を身につけること。
(D)研究成果や開発提案などを的確に伝えるコミュニケーション能力、および国際的に活躍するために世界に向けた発信を行うのに必要なレベルの語学力を身につけていること。

産業技術専攻(専門職学位課程)のカリキュラム・ポリシー

① 教育課程の編成方針
 工学府産業技術専攻 (専門職学位課程)は、本専攻のディプロマ・ポリシーに掲げる能力を獲得させるため、共通科目(基盤科目、マネジメント科目、イノベーション科目)およびプロジェクト研究からなる体系的な教育課程を編成する。
 

② 教育の内容及び教育の実施方法に関する方針
 共通科目においては、観点A,B,Dの能力を獲得させるために基盤科目、マネジメント科目、イノベーション科目の科目群を設定している。基盤科目においては、標準化、財務会計、マーケティング、企業経営、リスクマネジメントといった技術経営の基礎として習熟すべきコア知識の獲得能力を設定する。マネジメント科目においては、産業技術イノベーションを強力に推進するための理論的基盤を形成することを目的にして、知的財産を中心とした戦略的技術開発を進めるうえでのコア知識ならびに産業技術分野に応じた展開に関する知識の獲得能力を設定する。イノベーション科目においては、4つの産業技術分野(生命、化学、機械、情報工学)に特化した技術開発動向・製品開発動向ならびに市場動向・調査分析手法等に関する知識の獲得能力を設定する。プロジェクト研究においては、観点C、Dの能力を獲得させるために、産業技術実践研究および研究・開発プランニング、プレゼンテーション実習、フィールドスタディ、といった科目を設定している。
 

③ 学修成果を評価する方法に関する方針
 ディプロマ・ポリシーで定める獲得を身に付けた技術者・研究者を育成するために、成績評価は、講義科目では試験、レポート等で、実験・実習、演習ではレポート、口頭試験等で評価する。授業科目の成績は、S・A・B・C及びDの5種類の評語をもって表し、S・A・B及びCを合格とし、Dを不合格とする。合格した者には所定の単位を付与する。また、学位論文については、審査基準と審査方法を明示し、それに基づき学位論文審査委員会による論文審査および最終試験を厳格に行う。

産業技術専攻(専門職学位課程)のアドミッション・ポリシー

産業界のニーズを理解し、技術経営の知識について産業技術シーズを戦略的に提供できるような、産業技術開発における即戦力となる技術者・研究者・経営者を育成する。

よって、次のような人材を求める。
 

1.科学技術を実際の研究・開発を通じて習得し、技術経営の知識を兼ね備え、修了後に研究・技術開発職や博士後期課程進学を志望する新卒学生・社会人。

2.戦略的な技術開発、製品化、事業化に関するスキルと知識を習得し、企業等における経営・戦略・企画を担当する業務をめざす社会人。

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