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​Mission

-ミッション -

目指す育成人材

・経営のわかる技術者、研究者
・技術、研究のわかる経営者
・産業技術イノベーションを推進できる技術者、研究者、経営者
・各産業分野の専門性に精通しており、即戦力として技術経営ができる人材
・各産業のニーズを理解し、産業技術シーズを戦略的に展開できる人材

東京農工大学における産業技術専攻の存在意義

日本の高い技術力が評価されて、Made In Japanの製品が世界中で使われていた1980年代。

しかし、バブル崩壊以降、「良いモノ・サービス」を作れば売れる時代の終焉とともに、
日本の国際的競争力は徐々に低下していきました。

技術経営(MOT:Management Of Technology)という概念は、1990年代の米国が発祥です。一方、「正解のない時代」といわれる今日では、消費者・社会が真に求めているモノ・サービスを企画するためには、優れた技術はもちろんのこと、徹底したN=1分析やマーケティング戦略を組み立てることが不可欠となりました。つまり、社会のニーズがモノ・サービスの単なる機能的価値から意味的価値へと移行しているのです。

こうした環境の下、経営一般を専門的に学ぶMBA(Master Of Business Administration)とは異なり、技術・開発分野の先端的な知見・ノウハウを活かし、経営やマーケティング、知財戦略について学び、製造業における新規事業開発の実現を支援するのが本専攻の特徴です。

他学のMOTと比較して本学の強みは、製造業の新規事業開発に現在従事している、あるいは今後従事する社会人を実践的にサポートできる複数名の実務家教員がいることです。具体的には、現役でCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)や外資系消費財メーカーのAPACマーケティング本部出身でシリアルアントレプレナー(連続起業家)として活躍する実務家教員からビジネスプラン策定に必要な経営やマーケティングの知識を学べ、外資系コンサルティング会社出身の実務家教員から新規事業開発のための組織設計を学ぶことができます。

本専攻は、自然科学と社会科学(経営学)双方の知識・スキルを生かしながら、既存事業と新規事業開発の「両利きの経営」をリードしつつ、多視点に基づく課題解決および新たな価値創造のできる人材を育成します。

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また、本専攻では、多忙な社会人が学びやすい学習環境を用意しています。
具体的には、SIRIUSやGoogle Classroomなどにより、平日の日中、多忙な方がいつでも講義資料を入手できることや、講義に関するディスカッションをするグループウェアなどを通じてアクティブラーニングを推進しているほか、主要な講義は土曜日に対面とオンラインとのハイブリッドで開講するといった配慮をしています。
 
さらに、多忙な社会人学生の立場を考慮し、モジュール制の採用も行っています。
モジュール制とは、例えば、1年目に講義全体の1/3のみ履修し、翌年度に残りの2/3を履修することで、2年間で大学院修了に必要な履修単位を取得できる制度です。年度の途中で業務が多忙になった場合でも、自身の学習のペースを無理なく調整できる制度を整備しています。

また、社会人学生には、新卒学生とのグループ討議を通じて新たな視点や価値観を得るなど、日常業務では中々得難い貴重な経験の「場」になっているようです。

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