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Interview

- 在学生インタビュー -

羽田 貴英さん

三井住友信託銀行株式会社

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まずは、簡単なプロフィールを教えて下さい。

エネルギー会社の研究所で約15年に渡り、水素・燃料電池関連の研究開発業務に従事した後、2020年に三井住友信託銀行に転職しました。


現職では、研究開発職を経験したメンバーで構成されるTechnology Based Financeチームに所属し、水素を始めとするエネルギー関連の新規事業創出業務を担当しています。

なお、前職時代には、東京農工大学で博士号を取得しております。


最近では、金融系の勉強を頑張っており、FP1級や証券アナリストの資格を所得しています。


なぜMOTを学ぼうと思われたのですか?また、その中でも農工大を選ばれた理由があれば教えてください。

プロフィールにある通り、私は、仕事人生の大半を企業の研究者として過ごしてきた後に、金融機関に転職しております。


そのため、転職当初は仕事の会話のほとんど(特に単語)がチンプンカンプンで、これでは駄目だと思い、MBAかMOTを学ぼうと決意しました。


勿論、MBAかMOTで迷いましたが、技術リッチな思考である私には、技術をベースにした経営学問であるMOTの方が親しみやすい考えであろうと考え、MOTを選択しました。


また、農工大を選んだ理由としては、担当教員との波長があったこと、他大学よりも実学に近いカリキュラムであること、博士時代にお世話になった親しみのある大学であったこと等が挙げられます。


東京農工大学のMOTに入学され、当初の目標は達成できましたか?

仕事が時間の経過と共に慣れてきたということもありますが、大学の講義やゼミ、研究を通して、当初チンプンカンプンであった仕事上の会話はある程度理解できる(少なくとも拒否反応は無くなった)ようになったと思います。


何よりも、ファイナンス・経営学は、魔法のような効果があり万能というような当初の誤解は解け、金融✖️技術の組み合わせが最強であることを確信すると共に、現在の仕事、経歴に自信を持つことが出来たと思っています。


在学中のお仕事と学業の両立はどのように実現されたのでしょうか?

子供が未だ小さいということもあり、土日を学業の時間に充てることは、家族に迷惑が掛かりますし、何よりも自分自身も避けたい(子供と遊びたい)と考えていました。

そのため、土日の学業は、講義を含めて最低限に抑え、平日の仕事後に学業に専念することで何とか家庭と仕事と学業の両立が実現できたと思っています。


さらには、仕事で実施している内容を研究テーマに設定したことで、仕事と学業を効率的に進めることが出来ました。


勿論、それでも平日夜の飲み会、趣味のテニス等は多少犠牲にせざるを得なかったですが、家族からすればそれらの時間が学業に変わっただけですので、個人的に最重要視する家族への影響は最低限で済んだのかなと思っています。



東京農工大MOTのカリキュラムはいかがでしたか?

先述の通り、約1年間の講義(講義はM1がメイン)を通して、金融初心者であった私が、銀行内でもまともに会話ができるようになったので、結果としても良いカリキュラムだったと思います。


また、農工大MOTの特徴でもある、学部卒学生と社会人学生の融合についても、改めて若い世代の方々の考え方を知る良い機会となりましたし、純粋に楽しくグループワーク等が出来たと思っています。


さらには、起業家(スタートアップ中心)、投資家等、様々な方々と交流する機会があり、色々な考え方を知ることが出来て、勉強になったと共に大きな刺激を貰えたと思っています。


在学中、特に印象に残っている講義やイベントがあれば教えてください。

経営戦略(ケーススタディ)系の講義が最も印象に残っています。

グループワークやレポートが大変だったということもそうですが、「正解はない」ことを前提に、自由に議論、考察出来たことは面白いなと思いました。


議論を通して、一つの事象(企業の過去の成功例や失敗例)に対して、各々が様々な視点で、様々な捉え方をしていることが分かり、正解がない議論だからこそ多くの学びがあったように思います。


さらには、先述の通り、様々な方が講師として登壇してくれたのも、色々な考え方を知ることが出来て、勉強になったと共に大きな刺激を貰えて良かったと思います。


学生生活を通じて、ご自身に変化はありましたか?

繰り返しになりますが、入学当初は、ファイナンス・経営学は、魔法のような効果があり万能というような誤解をしていたように思います。

しかしながら、当たり前ですが、それは誤解であり、金融学は過去を知る学問であり、理工学は未来を切り開くための学問であることが分かり、その組み合わせこそが最強であることを確信しました。


その結果、現在の仕事、経歴に自信を持てるようになりましたし、より一層その両立が出来る人材を目指したいと思いました。


今後入学を検討している皆さんへひとことお願いします。

個人的には、何事も「やらずに後悔よりも、やって後悔する」の精神を大切にしています。

MOTという環境に飛び込んでさえしまえば、あとはやるだけです。


また、たったの2年頑張るだけで、未知の分野が学べますし、かけがえのない仲間もMOTという称号も手に入ります。投資対効果としても非常に大きいのではないでしょうか?

まずは、入学に向けた一歩を踏み出しましょう!

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